給湯器が凍結してお湯が出ないときの対処法【自然解凍が基本】
目次
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最終更新: 2026-07-27
- 給湯器の凍結対処は自然解凍が基本。気温が上がれば自然に回復するケースが多い
- 熱湯をかけると配管が破裂するリスクがあるため絶対に避ける
- 急ぐ場合は露出している配管部分のみぬるま湯(30〜40℃程度)でゆっくり温める
- 給湯器本体・ガス配管の分解・修理はDIY厳禁。資格が必要な作業のため業者に依頼する
- 解凍後に水漏れ・異音が続く場合はすぐに給水元栓を閉めて専門業者へ連絡する
寒い朝にお湯が出ない――その原因は給湯器の凍結かもしれない
朝起きてシャワーを浴びようとしたら、蛇口をひねっても冷たい水しか出ない。そんな経験をしたことはないでしょうか。正直なところ、こうした凍結トラブルは毎年冬に訪れる寒波のタイミングで突然やってきます。
給湯器の凍結とは、給水管・給湯管・追い焚き配管など給湯器まわりの配管内部の水が氷点下で凍り、水の流れが止まる現象です。気温がマイナス4℃を下回ると凍結リスクが高まるとされており、特に北側や風当たりの強い場所に設置された給湯器、また保温材が劣化した配管では被害が出やすくなります。
凍結が起きたとき、給湯器まわりには次のような症状が現れます。
- お湯も水も出ない(給水管そのものが凍結している状態)
- 水は出るがお湯だけ出ない(給湯管側の凍結)
- リモコンや本体にエラーコードが表示される
エラーコードが出ている場合、一般的には水流センサーや凍結検知に関連したコードが表示されることが多いですが、コードの意味は機種によって異なります。お使いの給湯器の正確なエラー内容は、取扱説明書またはメーカー公式サイトで必ず確認してください。
凍結したときにやること・やってはいけないこと
安全な応急処置の手順
-
給湯器の運転スイッチをオフにする
リモコンまたは本体の電源を切ります。凍結した状態で運転を続けると機器に過負荷がかかるため、まず停止させます。 -
気温が上がるのを待つ(自然解凍)
急がない場合はこれが最もリスクの低い対処法です。日中に気温が上がれば自然に解凍されることが多く、特別な作業は不要です。 -
急ぐ場合は露出配管にぬるま湯をかける
給湯器の給水元栓付近や、外から見える露出配管にタオルを巻き、30〜40℃程度のぬるま湯をゆっくりかけて温めます。タオルが保温材として機能するため、素手よりも均一に温度が伝わります。 -
解凍後に水漏れがないか目視確認する
凍結の圧力で配管が膨張・破損している場合、解凍後に水漏れが生じることがあります。異常を見つけたらすぐに給水元栓を閉め、運転は再開しないでください。 -
問題がなければ運転スイッチを入れ直す
水が正常に流れることを目視で確認してから、給湯器を再起動します。
絶対にやってはいけない行動
- 熱湯(50℃以上)を配管にかける → 急激な温度差で配管が破裂・破損する
- 給湯器本体に直接お湯や熱風をかける → 基盤・バーナーへのダメージになる
- ガスバーナーや熱風ヒーターで直接あぶる → 火災・爆発のリスクがある
- 給湯器本体やガス配管を分解・修理しようとする → ガス機器の修理には資格が必要であり、無資格の修理は法令違反になる場合がある
- 凍結したまま繰り返し運転を試みる → 機器内部への負担が増し、故障につながる
給湯器のガス接続部や電気系統の修理・交換は、液化石油ガス設備士や電気工事士などの国家資格が必要な作業です。「少し見るだけ」のつもりでも給湯器内部に手を入れることは避け、少しでも判断に迷う場合は業者に相談してください。無資格作業が原因の事故は、メーカー保証や火災保険の適用外となるリスクもあります。
凍結修理・配管交換の費用目安
凍結によって配管が破損した場合の修理費用は、破損箇所・配管の種類・作業の難易度によって幅があります。2026年7月時点での一般的な費用感は下記のとおりです。
| 作業内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 業者による凍結解消作業 | 8,000円〜20,000円程度 |
| 給水・給湯配管の補修 | 15,000円〜50,000円程度 |
| 給湯器本体の交換(工事費込み) | 150,000円〜350,000円程度 |
上記はあくまで目安であり、状況・業者・地域によって大きく異なります。「安い」とうたう業者でも追加費用が発生するケースがあるため、作業前に必ず書面で見積もりを確認してください。
省エネ型給湯器(エコジョーズ・エコキュート等)への交換時に、自治体や国の施策で補助金が出る場合があります。最新情報はお住まいの自治体窓口または資源エネルギー庁の公式サイトでご確認ください。
凍結を繰り返さないための予防策
一度凍結した給湯器まわりの配管は、適切な対策をしないと翌年以降も同じ場所で凍結しやすくなります。寒冷地や屋外設置の環境では特に、シーズン前の備えが有効です。
- 露出配管に凍結防止テープや保温材を巻く → ホームセンターで購入可能。配管からの放熱を抑えて凍結リスクを下げる
- 給湯器の凍結予防運転機能をオンにしておく → 多くの機種に搭載されている機能。取扱説明書の手順で設定を確認する
- 真冬の夜間は少量の水を流しっぱなしにする → 水を動かすことで凍結しにくくなる(水道代は増加するため、極寒が予想される夜のみの対応が現実的)
- 長期不在時は給水元栓を閉めて水抜きを行う → 配管内の水を完全に抜けば凍結は起きない
保温テープを露出配管に巻く作業は自分でも対応できますが、壁内配管や給湯器接続部まわりの施工は、ミスによる漏水リスクを避けるため業者への依頼をおすすめします。
業者を呼ぶべき状況と相談先の選び方
自然解凍の対処で回復するケースは多いものの、次のような状況では自己解決を試みず、速やかに専門業者へ連絡してください。
すぐに業者へ連絡するケース:
- 解凍後に水漏れが止まらない・ガスのにおいがする
- 配管が目視で変形・破損している
- 自然解凍を試みたが翌日以降も回復しない
- 給湯器本体から異音がする、エラーコードが消えない
相談先を選ぶ際は、ネットや電話で受け付けている受付型サービスが便利です。「お湯が出ない.com」や「街角水道工事相談所」などは、給湯器や水まわりのトラブルを受け付けているサービスで、公式サイトの記載では24時間受付に対応しているケースもあります(対応エリアやサービス内容は各公式サイトでご確認ください)。
業者を選ぶときは以下の点を確認することで、後のトラブルを防ぎやすくなります。
- 出張費・見積もり費が無料か
- 見積もり後に断れるか(強引な勧誘がないか)
- ガス機器を扱う有資格の技術者が在籍しているか
- 自宅が対応エリアに含まれているか
急いでいるときほど複数社への見積もりを省略しがちですが、可能であれば2〜3社に連絡して比較することで、適正な費用感をつかめます。
凍結が毎年繰り返される場合は給湯器の買い替えも選択肢に
給湯器の標準的な寿命は10〜15年とされています。老朽化した機器では凍結防止ヒーターの性能が低下し、同じ環境でも若い機器より凍結しやすくなる場合があります。毎冬のように凍結が起きる、解凍後に水漏れが続く、といった状態が続くなら、給湯器本体の買い替えを業者に相談するタイミングかもしれません。
最新機種は凍結予防運転の精度が向上しており、設置環境が同じでもリスクを軽減できる場合があります。交換費用は機種・号数・工事内容によって変わりますが、目安として15万円〜35万円程度(工事費込み)のケースが多いようです。
複数社から見積もりを取り、費用・メーカー・アフターサポートの内容を比較した上で検討してください。
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