リンナイ給湯器のエラーコード一覧【原因と対処法まとめ】
目次
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最終更新: 2026-07-27
- リンナイ給湯器のエラーコードは「点火系(11・111)」「不完全燃焼系(13・14)」「センサー系(32・33)」「排気系(61・63)」「中和器系(90・92)」「CO検知(96)」などに大別できる
- 111(点火不良)・88(点検推奨)・32(水量センサー) が問い合わせの特に多いコード
- 多くの一時的エラーは「運転スイッチをオフ→30秒待機→再起動」で解消する
- 13・14(不完全燃焼)・96(CO検知) が出たら直ちに使用を止め、換気して業者へ連絡する
- ガス接続部・電気配線への接触は有資格業者のみが行える作業。DIYは絶対に行わない
- 機種ごとの正確な意味は 取扱説明書またはリンナイ公式サイト で必ず確認のこと
お風呂を沸かそうとしたらリモコンに見慣れない数字が点滅している、あるいはシャワーを使おうとしたらお湯が出ずに「111」の表示が出た――そんな状況で何から手をつければよいか迷う方は少なくない。
リンナイ給湯器のエラーコードは、機器が内部の異常を自動検知したときにリモコンや本体ディスプレイへ表示される警告信号だ。コードの種類によって「再起動で解消できる一時的なもの」「部品交換が必要なもの」「即座に使用を中止すべきもの」と対応が異なる。
本記事はリンナイ給湯器のエラーコード一覧を系統別に整理し、各コードで考えられる原因と安全な対処法を解説する。なお、お使いの機種の正確なコードの意味は付属の取扱説明書またはリンナイ公式サイトで必ず確認してほしい。同じ番号でも機種・製造年代によって意味が一部異なることがある。
エラーコードが出たらまず確認する2点
どのエラーコードが表示されていても、安全な範囲で最初に確かめたいことが2点ある。
① ガスの元栓・器具栓は開いているか 閉まっていると点火できずに即エラーになる。他のガス機器(コンロ等)が使えるかを確認すると切り分けが速い。
② 水道の止水栓は開いているか・断水はないか 給水が来ていない場合も、水量センサーが反応してエラーが出る。自治体の断水情報も念のため確認する。
この2点に問題がなければ、運転スイッチをオフにして30秒〜1分待ち、再度オンにする(電源リセット)。センサーの一時的な誤検知であれば、このリセットだけでエラーが消えることがある。リセット後も同じコードが出る場合は、本記事の一覧を参照して次のアクションを判断してほしい。
リンナイ給湯器 エラーコード一覧表
2026年7月時点で代表的なリンナイ給湯器に表示されるエラーコードと、一般的に想定される原因・応急処置をまとめた。製造年代や機種によってコードの意味や表示形式が異なる場合があるため、あくまで参考として活用してほしい。
| エラーコード | 系統 | 一般的な意味 | 応急処置 |
|---|---|---|---|
| 11 / 111 | 点火系 | 点火不良・着火ミス | ガス元栓確認、電源リセット |
| 12 / 120 | 点火系 | 炎検知異常(燃焼直後) | 電源リセット、解消しなければ業者へ |
| 13 | 不完全燃焼系 | 不完全燃焼の警告 | 直ちに使用中止・換気・業者連絡 |
| 14 | 不完全燃焼系 | 不完全燃焼による安全停止 | 直ちに使用中止・換気・業者連絡 |
| 21 / 211 | 湯温系 | 追いだき過熱防止装置の作動 | 使用中止、自然冷却後に電源リセット |
| 22 / 221 | 浴室系 | 浴槽の水なし検知 | 水量確認・補水後に再試行 |
| 32 / 500 | センサー系 | 水量センサー(フロースイッチ)異常 | 給水フィルター確認、電源リセット |
| 33 / 320 | センサー系 | 熱交換器出口サーミスター異常 | 業者へ |
| 34 / 330 | センサー系 | 熱交換器入口サーミスター異常 | 業者へ |
| 35 / 400 | センサー系 | 浴室・缶体サーミスター異常 | 業者へ |
| 51 / 52 | 排気・ファン系 | 燃焼ファン回転数低下・停止 | 業者へ |
| 61 / 611 | 排気系 | 排気温度センサー異常 | 給排気口の目視確認後、業者へ |
| 63 | 排気系 | 排気過熱(排気経路の閉塞) | 給排気口周囲を確認、業者へ |
| 72 / 73 | 通信系 | リモコン通信異常・断絶 | 電源リセット、解消しなければ業者へ |
| 79 | 点火系 | ガス不足検知・ガス圧低下 | LP残量確認、ガス会社へ連絡 |
| 88 / 880 | 点検推奨 | 使用時間・点検時期の目安到達 | 業者に点検・見積もり依頼 |
| 90 | 中和器系 | 中和器の点検・洗浄推奨 | 業者へ |
| 92 | 中和器系 | 中和材の交換時期 | 業者へ(消耗品交換) |
| 96 | CO検知系 | 一酸化炭素検知の可能性 | 即座に使用中止・換気・退避・業者連絡 |
| 103 / 310 | 水圧系 | 給水圧不足・ガス圧低下 | 止水栓・ガス元栓確認、水道局へ連絡 |
| 140 / 141 | 湯温系 | 連続使用による過熱防止 | 使用中止、冷却後に電源リセット |
| 300 | ガスメーター系 | マイコンメーター安全装置の作動 | 復帰ボタン操作→3分待機 |
| 510 / 750 | 浴室・ポンプ系 | 循環ポンプ異常 | 業者へ |
| 710 / 720 | 浴室系 | 浴槽水位・温度センサー異常 | 業者へ |
| 760 | 浴室系 | 循環フィルター詰まり | 浴槽循環口フィルター清掃後に再試行 |
| 900 / 901 | 凍結系 | 凍結検知・凍結予防運転中 | 外気温上昇を待つ、業者へ |
※上記は一般的な傾向を示したものです。機種・製造年代によって意味が異なる場合があります。お使いの機種の正確な内容は取扱説明書またはリンナイ公式サイトでご確認ください。
頻出エラーコードを詳しく解説
111(点火不良)――問い合わせ数トップのコード
リンナイ給湯器のエラーコード一覧の中でも、「111」は問い合わせが飛び抜けて多い。ガスが点火動作を複数回試みたにもかかわらず、炎を確認できなかった状態を意味する。
考えられる原因
- ガス元栓・器具栓の閉鎖、または半開き
- プロパンガス(LP)のボンベ残量不足
- 台風・強風による炎の吹き消え
- 給水圧の低下(水量が少なすぎて着火条件を満たせない)
- 点火プラグや電磁弁の経年劣化
強風の日に一度だけ出た場合は、元栓を確認したうえで電源リセットを試みると解消することが多い。しかし同じ日に2回以上111が出る、あるいは穏やかな日でも頻発する場合は、点火プラグや電磁弁の消耗が疑われる。この段階での自己対処は難しく、修理業者への相談が必要だ。
一時的な111は環境要因(強風・ガス供給の一時的な揺らぎ)のことも多い。電源リセット後に再発しない場合は様子を見てよい。しかし「使うたびに必ず111が出る」状態は機器の劣化サインと考え、早めに専門業者に診てもらうことをすすめる。
13・14(不完全燃焼)――絶対に見逃してはいけないコード
「13」「14」はリンナイ給湯器のエラーコード一覧の中で、安全上もっとも対応を急ぐ必要があるコードだ。排気が適切に行われず、不完全燃焼が発生していることを機器が検知した状態を示す。
不完全燃焼は一酸化炭素(CO)を発生させる可能性がある。一酸化炭素は無色・無臭のため自覚症状が出るまで気づきにくく、密閉空間での長時間暴露は深刻な健康被害を引き起こす。
- 給湯器の運転スイッチを直ちにオフにする
- 窓・ドア・換気口をすべて開けて室内を換気する
- ガス栓を閉める
- 気分が悪い・頭痛がある場合はすぐに屋外へ出て新鮮な空気を吸う
- 症状が重い場合は救急(119番)に連絡する
- ガス会社またはリンナイ修理相談窓口に点検を依頼する
給湯器本体への接触・点検は業者に任せること。13・14が解消するまでの間、機器の再起動は行わないでほしい。
96(CO検知)――最も緊急性が高いコード
エラー96はCO(一酸化炭素)を検知したことを示す可能性があるコードで、表示されたら即座の行動が求められる。13・14と同様に使用を止め、換気・退避・業者連絡を行う。CO検知機能付きのモデルでは機器自体が自動停止するが、室内に既にCOが蓄積している可能性があるため、状態を確認しようと機器周辺に近づかないことが大切だ。
軽度では頭痛・めまい・吐き気、重度では意識障害・呼吸困難が起きる。症状が軽い段階でもすぐに屋外に出ること。浴室など密閉空間では特に危険度が高まる。
88(点検推奨)――故障ではないが先送り厳禁のコード
「88」は機器の故障を示すコードではなく、累積使用時間や使用回数が一定の目安に達したことを知らせる通知だ。機種によってはこのコードが出ても給湯機能が止まらないが、「まだ使える」と判断して先送りすると突然の故障につながりやすい。
給湯器の設計寿命は一般的に約10年とされており、88が表示される頃には主要部品も相応に消耗している。早めに業者へ点検を依頼し、修理か交換かを判断してもらうのが得策だ。
32・500(水量センサー異常)――センサー系の代表格
「32」「500」は給水路の水量を検知するフロースイッチやセンサーの異常を示す。止水栓の絞りすぎや給水フィルターの目詰まりが原因で誤作動することもある。
給水口フィルターの目詰まりは、取扱説明書に従ってフィルターを取り外し水洗いすることで改善する場合がある。ただし、止水栓を閉めてから作業することが必要で、フィルターの位置や取り外し方は機種によって異なるため取扱説明書の指示に従って行うこと。センサー本体の故障の場合は部品交換となり、業者対応が必要だ。
90・92(中和器系)――エコジョーズ特有のコード
エコジョーズ(高効率給湯器)に搭載されている中和器に関するコードだ。エコジョーズは排気ガスの潜熱を回収する際に酸性の凝縮水(ドレン水)が発生するため、これを中和する装置が内蔵されている。
「90」は中和器の洗浄・点検推奨、「92」は中和材の交換時期を示す。92を放置すると酸性ドレン水が適切に処理されなくなり、配管や周囲設備への影響が出る可能性がある。いずれも業者への依頼が必要な作業だ。
エラーコード確認から業者依頼までの流れ
- リモコンに表示されたエラーコードをスマートフォンで撮影するか書き留める
- 運転スイッチをオフにして30秒〜1分待つ(電源リセット)
- 再度スイッチをオンにしてエラーが消えたか確認する
- エラーが消えた場合は様子を見る。同じコードが繰り返し出るなら業者へ連絡する
- エラーが消えない・ガス臭・水漏れがある場合は使用を中止してガス栓を閉め、業者へ連絡する
- 業者への連絡時は「エラーコード」「機種名(品番)」「使用年数」を伝えると診断がスムーズになる
自分でできる対処と、してはいけないこと
リンナイ給湯器のエラーコードが出たときに一般の方が安全に行える応急処置と、資格が必要なため行ってはいけない作業を整理する。
- ガス栓・止水栓を閉める
- 運転スイッチをオフにして電源リセットを試みる
- 窓や換気口を開けて換気する
- 取扱説明書の指示に従って給水フィルターを水洗いする
- ガス残量・マイコンメーターの状態を確認する
- 浴槽循環口のフィルターを取扱説明書に従って清掃する
- エラーコードを記録して業者に正確に伝える
- 給湯器本体を自分で分解・改造する(ガス消費機器の修理は資格が必要)
- ガス接続部・ガス管・電気配線に無資格で触れる
- 13・14・96などが出ている状態で密閉空間で使用を続ける
- 安全装置が作動したまま無理やり電源を入れ直す
- 凍結した配管に熱湯を直接かける(配管破損のリスク)
- 給排気口の内側に手や器具を挿入する
ガス機器の修理・改造はガス消費機器設置工事監督者等の資格が必要な作業であり、無資格での対処はガス漏れ・爆発・一酸化炭素中毒等の重大事故につながる可能性がある。電気配線についても電気工事士の資格が必要な領域だ。安全に実施できる応急処置の範囲は、機器内部に触れない操作のみと心得てほしい。
修理費用の目安と業者選びのポイント
修理費用は「故障箇所の種類」「機種の新旧」「部品の在庫状況」「業者の料金体系」によって大きな幅がある。以下はあくまで目安であり、実際の費用は現地見積もりで確認すること。
| 故障箇所の種類 | 修理費用の目安 |
|---|---|
| 点火プラグ・電磁弁の交換 | 1万円〜3万円程度 |
| フローセンサー・サーミスター交換 | 1万円〜3万円程度 |
| 電装ユニット・基板交換 | 2万円〜5万円程度 |
| 熱交換器交換 | 3万円〜8万円程度 |
| 中和材の交換 | 1万円〜2万円程度 |
| 本体ごとの交換(機器代+工事費) | 15万円〜30万円程度 |
正直なところ、使用開始から10年以上が経過した機器で電装ユニットや熱交換器の交換が必要になった場合、修理費と新品交換費がほぼ拮抗するケースも出てくる。業者に「修理か本体交換かどちらが経済的か」を相談したうえで判断することをすすめる。
業者を選ぶときの確認ポイント
- 出張診断費・見積もりが無料かどうかを事前に確認する
- 作業前に費用の内訳を書面で提示してもらえるか
- 緊急・当日対応に応じているか
- 修理後の保証期間(アフター保証)の有無
当サイトに掲載しているお湯が出ない.comは、リンナイを含む主要メーカーの給湯器修理・交換に対応した受付型サービスで、全国からネット経由で24時間相談・見積もり依頼ができる。公式サイトの記載では、対応業者が診断・見積もりを行い、内容に納得したうえで作業に進む流れになっている。きゅっとや街角水道工事相談所も同様にネット経由で給湯器まわりの相談を受け付けており、2〜3社から見積もりを取って費用感を比較する方法が合理的だ。
1社だけに依頼すると相場感がつかみにくい。エラーコードと機種名(品番)を伝えれば電話口での概算確認ができることもある。現地訪問前に複数社の対応・費用感を確認しておくと、その場での判断を急がされにくい。
修理か本体交換かの判断基準
- 5年未満:修理を優先する。メーカー保証・延長保証が残っていれば先にメーカーへ確認。
- 5〜10年:症状によって修理か交換かを判断。修理費が交換費の半額以上になるなら交換も検討。
- 10年超:本体交換を視野に入れた上で見積もりを取り、修理と比較して決める。
使用年数が長くなるほど、修理後に別の部品が連鎖して故障するリスクが上がる。また、製造終了から年数が経つと部品の調達自体が困難になる機種もある。「この機種の部品はまだ調達できるか」を業者に確認しておくと、修理可能かどうかの判断材料になる。
季節・環境によって出やすいエラー
エラーコードの発生パターンは季節や設置環境によって変わることがある。
冬季(気温低下時) 凍結や給水圧の低下から「32」「500」「900」「901」が出やすくなる。寒冷地では凍結防止ヒーターが正常に動作しているかを確認したい。配管が凍結している場合は自然解凍を待つか業者に連絡する。熱湯を直接かけると配管破損のリスクがあるため行わないこと。
夏季・台風・強風時 強風による炎の吹き消えから「11」「111」が出やすい。風が落ち着いてから電源リセットすると解消するケースが多い。
経年(使用5年以降) フロースイッチやサーミスターの劣化から「32」「33」「34」が出始める傾向がある。また使用10年前後で「88」(点検推奨)が表示されるようになる。
まとめ
リンナイ給湯器のエラーコード一覧を系統別に確認してきた。コードの系統と緊急度をまとめると次のようになる。
| 系統 | 代表的なコード | 緊急度の目安 |
|---|---|---|
| 点火・燃焼系 | 11・111・79 | 中〜高 |
| 不完全燃焼系 | 13・14 | 最高 |
| CO検知 | 96 | 最高 |
| センサー系 | 32・33・34・500 | 中〜高 |
| 排気・ファン系 | 51・52・61・63 | 高 |
| 浴室・循環系 | 710・750・760 | 中 |
| 中和器系 | 90・92 | 中(放置厳禁) |
| 点検推奨 | 88 | 低(先送り厳禁) |
| 凍結・水圧系 | 103・900・901 | 中(季節性) |
エラーコードは「何かが起きた」を知らせる入り口にすぎない。電源リセットで一時的に解消しても、同じコードが繰り返し出る場合は内部で継続的な問題が発生している可能性が高い。
ガス機器の分解・電気配線への接触は有資格者のみが行える作業であり、安全にできる応急処置の範囲を超えた自己対処は絶対に行わないでほしい。エラーコードを記録し、機種名・使用年数とともに業者へ伝えることが、迅速かつ適切な対処への近道だ。
本記事は各メーカー・事業者の公開情報をもとに作成しています。編集部が実際に修理を依頼・契約検証したものではありません。料金はあくまで目安であり、実際の費用は現地確認・見積もりによって異なります。また、エラーコードの意味は機種・製造年代によって異なるため、お使いの機種の正確な内容は取扱説明書またはリンナイ公式サイトでご確認ください。
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